Hans Bellmer

人形というのは屍体の別名でもある、とは誰でもないキネコの言葉なんだけど(笑)、ハンス・ベルメールの球体関節人形を見るたびにそう感じたりします。
実際のところ、人形って昔は人型(ヒトガタ)と呼ばれるものであって、今でも寺社で人形供養などを行うことでもわかるように、日本では昔から形には魂が宿ると信じられていたというのは事実。というか、人型ではない日常の生活品にさえ百年を越えれば魂が宿ると信じられていた日本のことだから、人形に魂が宿るという考えってのは無理なく感じられるところ。
ハンス・ベルメールは球体関節という人形の特性を使って、あらゆる形に人型を変形させ、そこに好奇心を越えた、ある種の美を感じていたのだろうと思う。たぶん、彼にとっては人形は自分の子どものようなものだったのではないかと。
キネコもこの人の写真集を若いころに手に入れて、なんて美しいんだろうと、ちょっと倒錯した感覚を抱いたりしたこともあったりして。
そんなわけでハンス・ベルメールの写真をいくつか紹介するわけなんだけども、人によってはグロテスクに感じるかもしれないので、そこんところは注意してください。
かといって、個人的に“グロ”カテゴリーに入れるにはリスペクトがありすぎて、やっぱアートカテゴリーに入れることになってしまいました。
そんなわけで、“king of 球体関節人形”なベルメールの世界にどっぷり浸かってやってください。

















